2016年11月21日月曜日

第9回:GOPIGOにスピーカをつけてみた


前回は、カメラを付けてみた。
これは、最初の目的であるGoogleのAPIを使って、写真に写った文字を読み取らせるために付けたものだ。でも、やっぱり読み取った文字は、GOPIGOが自分でしゃべるのが自然だろう。 そこで、カメラに引き続き、今回はスピーカに挑戦することにした。

Raspberry PIはLINUXなので、スピーカとしてUSBタイプのスピーカを付けることもできるが、アマゾンで探してみてもとても大きな物しか見つからない。GOPIGOに付けるというよりはGOPIGOがスピーカにくっついているのもいただけない。もともとRaspberry PIに装備されているミニジャックを使うのが最も簡単だし、安く小さな物も買える様だ。

いろいろな商品が出ていて、選択に悩む程であるが、うまくできるがわからないので、とりあえず安いものとして、ヤザワ プラグインスピーカー VRS202W (アマゾンで589円とお安い)を選択して購入した。小さく平べったくってGOPIGOのシャーシーに載せるにはぴったりと思った。これは、つけてみてわかったことだが、アンプがついていないタイプなので、Raspberry PIのボリュームを最大にしてやっと静かな部屋で聞こえる程度のものだ。でも、最初の実験としては安いしこれで十分で、本当に大きな声が必要ならアンプ付きの同種の物に買い替えれば良いだけだ。丁度同じタイプで厚さが少し厚いだけの電池アンプ入りの物(ヤザワ アンプリファイドプラグインスピーカー VRS203W:アマゾンで854円:最初からこれを買えば良かったか??)がある。

<接続>
ステレオミニジャックに付けるだけなので、当たり前の領域かと思っていたが、意外と奥が深い。普通、Iphoneに使われている4極ミニジャックは、4極目はマイク入力になっている。ところが、回路図を見ると、Raspberry PIのステレオミニジャックの4極目は、何とビデオ信号出力になっている。上記スピーカは、3極ミニジャックなので、そのまま差すと、ビデオ信号出力をGNDにショートすることになり、あまり電気的には宜しくない状況を作り出す。ミニジャック分配ケーブルの様なものを使えってスピーカ側を使えばベストだな。世の中のブログを見ても、気にせず(知らずに)直につなげている人が多いので多分大丈夫なのだろうが、心配性の私としては一応これも買う事にしよう。
<しゃべらせる>
ここでも、やっぱりブログを参照した。便利な世の中だ。他の人のためになる事を書いてくれている人がたくさん居る。私のこのブログも、同じ事をする人が参考になるように書く事にしよう。
ミニジャックを使う事にしたので、設定は簡単だ。Raspberry PIは、基本設定が、HDMIかミニジャックの自動設定になっている。従って放っておいても単純にスピーカをつなげれば音は出るはずだ。SSHでGOPIGOに入り込んで、ブログの通りにスピーカーのテスト
$ speaker-test -t sine -f 800
をしてみると、確かにプーという音が小さいが聞こえる。
音量は
$ alsamixer
で調整できる。結局、設定できる最大に近い値にした。
そこで、ブログに書かれている通り、Aquestalkをトライする事にした。

$ wget http://www.a-quest.com/download/package/aquestalkpi-20130827.tgz
$ tar xzvf aquestalkpi-20130827.tgz
$ cd aquestalkpi
までは順調であった。
ところが、
$ ./AquesTalkPi "あいうえお漢字です。" | aplay
がうまく動かない。仕方が無いので、AquestalkPiのホームページを調べて、
$ ./AquesTalkPi 漢字も読めます | aplay
と引用符を省いてみたところ、ちゃんと発声した。何かブロガーの人と環境や設定が異なるのかもしれない。テキストファイル(shaberu.txt)を作りAquesTalkPiと同じディレクトリに置いたら、
$ ./AquesTalkPi  -f shaberu.txt | aplay
としても、ちゃんとそのとおりしゃべった。但し、漢字の読みが一律であったり、不自然な感じはある。でも、無料版はこんなものだろうね。

まあ、目的がGoogleのAPIを使おうというところなので、APIから返されるtextを読み上げられればそれでよいので、こんなところで十分かと思う。


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